ミツエーリンクス

創業者の独り言

2004年11月30日

成功は失敗の彼方に

ママは幼稚園児や小2を相手に神経衰弱やオセロを真剣勝負。常に「これでもか!」というほど圧倒的な勝ち方をする。パパは必ず負けてやる。
ママ曰く、「自分よりも凄いやつが存在するということを小さい時に味わっておくことが大切。悔しい思いを如何に多く体験したかが、子供の成長を左右する」
パパ曰く、「・・・そこまでしなくても・・」
パパは子育てが苦手のようだ。これは我が家の話。

しかし、会社では少し違う。昨日、「判断力はどのように身に付けるのか?」とスタッフに相談された。間髪入れないで答えた。「数多く失敗を経験することだ!」。実際の話、そうだからしょうがない。

スタッフによく言う言葉は「清水寺から飛び降りろ!思っているほど高くはない。」

僕が言いたいのは、「やってみなければわからないことに、いちいち恐怖心を持つな!」ということ。「やる前に失敗するとわかっていることであれば、研究し、予防処置を施せ!」ということ。

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2004年11月29日

祝!リニューアル2年

11月28日、ミツエーサイトのリニューアルから丸2年が経過した。リニューアル前は年間5万人程度の訪問者。今では年間200万人ペースで訪問者が訪れる。自社のサイトもソリューションできなくてとても他人のサイトのソリューションなど出来るわけがない!とハッパを掛けてきたが、スタッフの協力のおかげだ。この機会に改めて感謝したい。

当時、いろいろな実験をしてみようということになり、かなり冒険的なことをやった。例えば、当初右側のナビゲーションシステムは少なかった。Webサイトに時間軸の概念を入れたのでページが必然的に増えた。通常コンテンツ中心だが、情報を中心に据えた。通常商品のプロモーションが中心だが、コーポレイトの中身をメインに打ち出した。一般的にドライバー・ブランドを中心に考えるが、エンドーサー・ブランドを押し出した。文章表現はプッシュ型で如何に凄いかを伝えるものだが、プル型のヒューマンタッチを選んだ。ページ数が増えてもユーザーにストレスを与えないようにレイヤー構造を採用したのも珍しい。マトリックス型という新しい概念も取り入れた・・・・。各コーナーにはそれぞれ別のミッションを持たせ、最初に定義した通りの内容と、時間軸で更新を繰り返した。また、一定の成果を果すと、そのコンテンツ群はそのまま継続させながら、新たなミッションを持ったコーナーを追加してきた。

そろそろリニューアルという話があるが、もう少しこのサイトはやってみなければならない実験もある。幸いWeb標準になっているので、HTMLソースを変える必要はない。見栄えを制御しているCSSの変更だけで一機に表層的なデザイン変更が可能だ。この辺は近い将来挑戦してみたい。

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2004年11月28日

CLS(Cross Loop System=クロス・ループ・システム)

CLS(Cross Loop System=クロス・ループ・システム)の構築は、今後3年間における大きな経営課題の一つ。この概念をすべて理解できるのは、弊社のスタッフでもまだ数少ない。

一言でいえば、2つのループシステムを交差させ組織を活性化させる仕組みを意味する。
まず、一つ目は、現場のループシステム。これはISOで代表されるPDCAの循環システムを採用して継続的な改善を図る。現場の改善事項は常に多く存在しているので、それぞれに対して定義する必要がある。定義の仕方はISOの構築方法を採用する。各責任者は、役職が高い人である必要はない。定義に基づいてPDCAをまわすので弊社の場合では新卒2年目のスタッフでもその分野に関しては、全社の責任者として機能することが可能ということになる。このループシステムは、考え方として水平型の循環システムということになる。

もうひとつのループシステムは、経営と組織(現場)を繋ぐループシステムで、考え方として垂直型の循環システムということになる。ここにはクローズド・ループ(入力を制御するために出力からのフィードバックを使用する)の考え方を使用する。ポイントは、方針管理とレビューが中心的な実行プロセスになる。

この2つのループシステムが組織全体に浸透し、制御可能にするために2つのループシステムの中心(交差する部分)にCFT(クロスファンクショナルチーム)という組織を設置する。

これらのシステムは、足掛け5年を掛けて研究してきた、ISO、シックスΣ、バランススコアカード、トヨタ等の考え方や実行プロセスをミツエー風にアレンジした結果の結論といえるだろう。

なぜ、我々はこれに挑戦しなければならないのだろう?それは、加速化する時代のスピードに対応しながら組織的な継続的改善を実行するためであり、「社会には強く、組織は楽しく、個々にはやさしく」というミツエーのスピリッツを達成するためであり、「10%のプロセス、90%の自由」という社風を最適化するためであり、上下意識の薄いネットワーク型の組織構造でも企業として社会や顧客企業様に認められるためであり、ミツエーで頑張ろうと思うスタッフやその家族が将来に渡って幸せに生活できるための必要条件だからだ。

時間との闘いになるだろう。難題もあるだろうが、達成しなければならない。

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2004年11月27日

Googleの翻訳サービス

19日から[このページを訳す BETA]として、Googleの翻訳サービスが始まったわけだが、やはり気になる。Webの新たな可能性を感じる。

現在、英日翻訳のほか日英翻訳も可能。また、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語と英語との翻訳機能も提供している。いずれも自動翻訳。

Googleのサービスに関しては、翻訳スピードがはやい点、また可用性が非常に高く検索エンジンを使って用語を調べる場合でも日本語ページに限定する必要がなく、ついつい[このページを訳す BETA]をクリックしてしまう。非常に使い勝手がいい。また、一度翻訳ページに入ればそのままサイト内全体を巡回できる。まるで日本語サイトを閲覧している感覚になる。

Webの新たな可能性に関しては日本語サイトのグローバル化ということになる。言葉の壁は同時に心の壁にも匹敵する。新たに英語ページを作る手もあるが、時間的にも金銭的にもコストが非常に掛かる。特にこのサービスの魅力は我々日本人が気軽に英語ページにアクセス可能になる点もさることながら、世界各国が日本語のページに気軽にアクセス可能になる点ということが言えよう。実際、身近なデータでも変化が出始めている。ミツエーのサイトは、月間75-78カ国からアクセスがあるが、今月、昨日現在で85カ国からアクセスされており過去最高だ。これもGoogleの翻訳サービスの影響だと認識している。

将来のあるべき姿として、英日・日英翻訳のみならず、仏日・日仏、独日・日独・・・・・となっていくだろう。必要な情報を言葉の壁を越えて取得できる素晴らしい時代だ。勿論翻訳の精度を上げることも必要だ。期待したい。

さらに、このような時代になると、Web構築方法が若干変化するように思える。日本語文法の準拠などは大切であるが、そのほかgifを使う文字の扱い、タイトルの取り扱い等に関して少し配慮するだけで世界各国から自社Webページにアクセスする可能性が広がるだろう。

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2004年11月26日

internal&external(インターナル&エクスターナル)・コミュニケーション

ひとの意識は、一瞬のうちに大きく変化することがある。日頃イヤというほど使っていた言葉の意味がまるで変わってしまうことさえある。最近の僕の例だと、「コミュニケーション」という言葉。

「ブランドはコミュニケーションによって構築していく」という一節をどこかで発見した途端、いままで何気なく使用してきた自分の愚かさをしみじみ噛み締めた。僕にとってコミュニケーションとは、企業活動の一つの要素に過ぎなかった。人間の身体に例えれば、臓器の一つ。ところがそれは間違いであることをこの年まで気付かなかった。

企業活動にとってコミュニケーションとは、血液であり、コミュニケーション活動とは「血流」と考えた方がいいということ。事実、血液の循環が止まると手足がしびれ意図したように動かない。同じようにコミュニケーション(血流)が途絶えると、意識が統一されず(手足がしびれ)企業戦略通りに現場が動かなくなる。

コミュニケーション活動とは「血流」という捉え方をすると、何をどのタイミングで誰にどのように流し(動脈)、その結果どのような反応があり、どのようにフィードバック(静脈)するかがいかに大切かがわかる。

さらに、企業活動全体を考えると、internal(インターナル=社内)とexternal(エクスターナル=社外)のコミュニケーションをどのようにコントロールするかが企業活動の根幹を左右する課題になることも理解できる。

今日は「企業活動におけるBlog構築セミナー」が行われる。薄々気付きはじめていることがある。Blogは、企業における「血流」であり、internalとexternalを同期させる最も優れたツールの一つであることを。

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2004年11月25日

企業戦略と孫氏の兵法

昨日、OBが来社した。立派に活躍している。経営コンサルティングをやっており、企業における経営戦略からマーケティング戦略立案のサポートをやっているという。弊社在籍中は一年間シックスΣの勉強もさせた。役に立っているとうれしい。

いままでその時々の経営課題を解決するために、ISOを取り込んでみたり、シックスΣを導入してみたり、バランススコアカードを幹部に勉強してもらったり・・・最近では今後3年計画でトヨタの生産方式を導入するプロジェクトを立ち上げている。

そのなかで最近少し気付き始めたことがある。それぞれの経営手法は、皆、別のように思えるが実は同じだということ。極論すれば「孫氏の兵法」にも同じようなことが語られている。

今後も新しい経営手法が生まれるだろう。それもまた2500年前に書かれた「孫氏の兵法」と同じことを言っているかもしれない。僕が感じることは、ひとや組織を動かす原理原則というものはいつの時代でも同じかもしれないということ。

経営戦略やマーケティング戦略というと難しそうに思える。しかし、決して高尚なものでもなく難しいものでも遠い存在でもなさそうだ。「課題は正に我々の足元にあり、答えも足元にある」という「事実」をどのタイミングで気付けるかに企業戦略の成否は関わっているように思う。

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2004年11月24日

心のスキとフィッシング詐欺

よく考えればバカだったあ。と反省することは誰もあることだ。原因は、心のスキや心が何かにとらわれていたり、思い込みをしてしまっていることが多い。

昨日、休日と知っていたはずなのに、朝起きると何の疑いもなくネクタイを締め出社し、9時の会議に誰も来ないのでおかしい!・・・というありさま。9時10分、はじめて「そうだ。今日は休日だったんだ」と気付いた。
朝と夕方を勘違いすることもある。休日15時ごろ昼寝をすると夕方目覚める。18時前後は朝の雰囲気に似ている。そのまま会社に向かってしまう。
先日、スタッフから国際会議に参加するための入金がまだされていないようだ、と指摘された。事実確認を経理にすれば済むことだが、スタッフへのメールに「それは締め日の関係で遅れていると思う」と返信。その後「日本とアメリカの事務局の情報の行き違いで、確かに振り込まれているようです」とメールを貰ったにも関わらず、「確かに振り込まれていません」と読み違えている・・・
こんな風に、通常考えられないことが起こる。いずれも、何かにとらわれている場合、心配事が心に存在している場合、確信がない場合に起こるように思う。また、これらの環境要因が二重三重に重なっている場合は確率が高くなる。

最近、フィッシング詐欺が猛威を振るっている。シマンテックがおこなった実態調査によると、詐欺目的が疑われるWebサイトにアクセスしたユーザーのうち、12.3%がフィッシング詐欺に遭遇していることが分かった、という。
僕も一日10通ぐらいはフィッシング詐欺のメールが届く。殆ど海外からだが、最近は自動翻訳したような日本語(日本語になっていない)で届くケースもある。全く困ったものだ。

「私に限って・・」と殆どのひとは思うだろうが、心のスキがあるときは引っかかりやすい。日頃から心のバランスを保つことや、何事も事実を確認してから次のステップに進む癖をつけておくことが、何よりも予防処置になると思う。

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2004年11月23日

Firefox

9日、Firefox1.0が正式リリースされてから、すでに480万のダウンロードがあるという。ブラウザ業界はFirefoxが火付け役になり、久々に盛り上がっているといったところだろう。使ってみると確かに軽く表示スピードが非常に早いところが気に入っている。

ブラウザ戦争がおこると困るのはいつも我々制作会社。モザイク(10年以上前だから知らない人が多いかも・・)の時代からブラウザの歴史を見てきたが、それはブラウザのバグとの闘いであり、仕様の違うブラウザでも同じようなデザインにする闘いだった。さらに度重なるバージョンアップに対応するため、1ページを検品するために10以上のブラウザで確認するという事態が生じた時代もあった。まあ、切りが無いほど悩まされた。

また、そのような時代がくるのだろうか? ・・・たぶん来ないだろう。
時代は、「特定のブラウザにあわせたデザイン」ではなく「等価の情報」を要求し始めているからだ。アクセシビリティへの要求は最もよい例といえるだろう。また、多様化するアクセス環境においてWebコンテンツやWebアプリケーションを利用できるようにするために「デバイス非依存」の活動が活発化しているからだ。

我々制作会社に求められているものは、既に「表層的なデザイン」オンリーではない。どのデバイスからアクセスしても等価の情報を提供できるような実装方法を取ることであり、これらを前提としてデザインの追求ということになる。着手しなければ日本のWebデザインは世界に取り残されることになるだろう。

この解は、「Web標準」。

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2004年11月22日

[このページを訳す BETA]

Googleで調べ物をしていると、2-3日前から気になる変化がある。検索結果の右側に[このページを訳す BETA]が表示される。英語のページは日本語翻訳をしてくれるサービス。将来的には、英日だけでなく、日英もあれば世界に日本の文化を紹介する機会が増えるなあ・・と思いきや、google.com/ではすでに日英の翻訳も開始している。ちょっとこれは感動。使い勝手もよい。今はベータ版だが翻訳の精度が上がれば今後言葉の壁をこえ、意味を解すことも検索エンジンがサポートしてくれる時代がくるだろう。セマンテックWebのひとつの流れだといってもいいのでないだろうか。

ところでこのような時代がくると、Web制作において工夫すれば、さらに効果が期待できる。研究する部分は下記の通り。
1.タイトルに、英語表記を施しておく。
2.翻訳プロセスを研究し、英語翻訳しても意味が伝わりやすい日本語にしておく。

これらの作業はパターンをつかめば決して難題ということではなさそう。「等価の情報を世界中だれもが取得できる時代」はすぐそこまで来ている。さらにWebの可能性が広がる。すばらしい時代だ。

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2004年11月21日

ゴールの明確化

顧客企業様の声として次のようなものがあると、スタッフから連絡があった。
「リニューアルを検討しているが、ゴールや課題が明確にできない。それらを明確にするための手段、方法の提案を求められています。」と。

大企業は機能分化しており、全体が見えないことや社内調整が複雑なことからこのような問題が出やすいのではないだろうか? 我々にとってゴールが見えないものは、ソリューション提案が難しい。しかし、顧客企業様自らゴールや課題を明確にするための手法は提供できると思っている。


通常、ゴールの設定は、「本来あるべき姿」と「現状」とのギャップ埋めることにある。従って、ゴールが見えないということは、その両方か片方が把握できない状態ということになる。これらはいくつかの方法論の組み合わせによって見えないものが見えてくる。

1.現状の把握
現状の把握とは、業界の中のポジション、サイトの成熟度が見えないことを意味する。これらはWeb視聴率やアクセスログ解析によって理解できる。また、ワールドクラス(業界トップ)との比較検討を行うことで捉えることができる。
次に、事業全体のビジネスプロセスの把握は、「主要顧客、コア・プロセス、サービス基準、ユーザのアウトプット要求分析&サービス要求分析、競合比較(SWOT)」等シックスΣの手法を使うことによって比較的容易く把握可能だ。

2.本来あるべき姿
本来あるべき姿とは、企業戦略がWeb戦略と同期が取れているかどうかに関わる。経営方針、企業戦略、マーケティング戦略は比較的容易に分析できるツールは多く存在する。それらをバランススコアカードの4つの視点に落とし込むと大概本来あるべき姿が見えて来ると思うし、具体的なアクションプランにブレーダウンしやすい。

3.この二つのギャップを埋めることをWeb戦略のゴールとして設定すればいい。Web戦略はこの2つを把握しないことには、真の施策を実行することはできない。
リニューアルを実際行う上での具体的な施策は、いろいろの方法論が存在するが、僕としては、消費者の商品購入に対する態度を分類したイノベータ理論とWebサイトの成長プロセスの類似性に着目している。

これらの手法をまとめたものを近日公開する予定。顧客企業様のWeb戦略の一助になればと思う。

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2004年11月19日

オンサイト

最近、オンサイト(顧客企業常駐による業務)の依頼が増えている。個々の実力という意味では各社人材がいるのではないかと思う。なぜミツエーを指名したいかというと下記になるらしい。

1.単に作業だけでなく、必要があれば顧客企業様のWebプロジェクトに関わる要員全体を巻き込んだプロジェクトマネジメントの設計ができる技術と手法を組織のノウハウとしてもっている。
2.サイトを成長させ、改善するための科学的手法やツールを組織的に保持している。
3.セキュリティや個人情報の取り扱い方法において組織として管理システムを持っており、リスクに関して予め予防処置を施すことができ、かつ必要があればいつでも専任の担当にアクセス可能。
4.CSR活動を組織的におこなっており、個人の活動における法的な規制等の教育が行き届いている。

ということらしい。個々の能力もさることながら、組織の潜在的サポート能力が高いという評価だ。ありがたいお言葉だ。僕の評価としは社内的にはかなり研究しているが、そのノウハウ全体を顧客企業様の企業内で実践するとなるとさらに研究が必要だと認識している。

例えば弊社はプロジェクトマネジメントの手法に関しては、極めて高いノウハウを保持しているつもりだが、顧客企業様の企業内で実践するとなると、企業様の文化に合わせてテーラリング(仕立て直し)が必要だと認識しているし、社内で使う専門用語をより簡潔でわかりやすいものに置き換える必要があると思っている。

標準化とテーラリングに関して真剣に研究しなければならない時期にきている。

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2004年11月18日

サイバー犯罪とCSR

最近、気になるニュースを発見した。企業に人を送り込むサイバー犯罪が増加傾向に--英調査というタイトルのついたCNETニュース。それによると、英国で活動する犯罪組織が、企業内に人を送り込んで、データを盗んだり、サイバー犯罪の遂行を幇(ほう)助させたりするケースが増えている、という。来るときが来たな、と感じた。
昨日書いたように、CSRをはじめる前の漠然とした思い、説明の出来ない衝動とは、もしかしたら上記のようなサイバー犯罪の時代が来ると潜在意識のなかで感じていたからかもしれない。

企業が自社の製品やサービスの品質を向上させ、ばらつきを抑えるために、いかに技術的な施策あるいはプロセス的な施策を講じようとも、コントロールしきれない最後の問題が存在する。セキュリティや個人情報を守るために、ハード的な施策、ソフト的な施策を講じようとも、コントロールしきれない最後の問題が存在する。その問題とは何か? それは「ひと」そのもの。

企業が自社の存続をかけて如何なる施策を講じようとも、ひとの悪意には無力に等しい。社会という公器はひとの悪意の持続性を許すことはしないと思う、しかし、デジタル情報社会の構造上、一瞬のスキや一回の情報漏えいでも社会生活に大きな損害を及ぼすことになる。

この問題にどのように立ち向かうか。その答えは、企業組織にCSRを取り込み継続的に活動し続けることではないだろうか? いかに時間がかかろうとも。

そうした意味で、CSR活動とは企業活動における「良識のマネジメントシステム」であり、持続可能な社会(企業)を維持するための「心のマネジメントシステム」という側面もあるように思う。

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2004年11月17日

ミツエーリンクスのCSR

昨日、経済産業省の外郭団体、日本規格協会発行の「標準化と品質管理」という月刊誌が手元に届いた。今回の特別企画は「中小企業に役立つCSR組織体制構築の実際」。KPMGの森哲郎氏と取り組み事例として弊社野口由美子が執筆したものが掲載されていた。

3年前、この二人こそ、CSR(企業の社会的責任)の前身ともいえる高教授が考案したECS2000(倫理法令マネジメントシステム)を日本ではじめてトライし、1年がかりで構築し、組織運営に落とし込んだ日本におけるCSR活動の立役者かもしれない。

当時、僕は説明の出来ない衝動によって、どうしてもECS2000を社内に導入したいと強く思っていた。当時はCSRという言葉が存在しておらず、ましてやECS2000など誰も知らない時代だった。常務の山下が探してきたECS2000の要求事項を読むと明らかにISOのフレームワークと同じであると直感し、ISO14001、BS7799構築に携わった野口を指名し、コンサルティングには当時唯一この分野を研究されていたKPMGの森哲郎氏に無理やりお願いした経緯がある。

構築は困難を極め、僕自身何度も挫折しそうになった。僕が感じたのは、社会にとっては重要であっても片や企業経営にとって「倫理法令」という枠組みだけでは経営効果を出すことが難しいと思ったからだ。そんな折、森哲郎氏がCOPOLCO(ISOの消費者政策委員会)の動きをまとめた最新情報を見せてくれた。10ページほどあるコピーの一部に「Corporate Social Responsibility」という言葉があることを発見した。「これだ!」と思った。

その後、ECS2000のフレームワークを使って「倫理法令」という枠組みではなく「Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)」という枠組みで構築していただきたいとお願いした経緯がある。

現在、運用をはじめて2年が経過する。まだまだ改善点は多くある。焦らず止まらず継続的に改善活動を行い、社の文化として行動規範として共通言語として浸透するまで地道に実行することがCSRのあるべき姿だと思っている。KPMGの森哲郎氏がいなければ弊社のCSR活動は始まらなかったと思う。深く感謝したい。また前人未踏の難題を解釈して構築しきった山下、野口、そして理解し協力してくれたミツエー全スタッフを誇りに思う。

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2004年11月16日

ブランド

ブランドって何? という質問に即答できる人が世の中に何人いるだろうか? 得体の知れない怪物、それがブランド。

何事もそうであるが、「理解できない」とか「捉えられない」とか「むずかし~い」と感じる時というのは、2つ以上の事象が重なりあっている場合が多い。そんなときには「分解してみなさい・・」ということにしている。例えば、目の前にある「黄っぽい色」を定義する場合、分解してみればいい。RGBカラー(赤、緑、青の光の3原色を混色して表現するカラーモード)では、赤、緑の混色によって「黄色」に。より人間の知覚に近いところまで分解したいのであれば、HSVモデルを使えばいい。HSVモデルとは、色相、彩度、明度の3要素で表されるカラーモデルであり、色相により色を決め、彩度により色の付き具合(彩度が低いとグレーになる)を、明度で明るさが決まる。このように分解すると漠然としたものがしっかり定義できるようになる。

Webサイトをブランド戦略に活用しようという企業様が増えている。ブランド戦略は我々が支援できるところと顧客企業様自ら決定しなければならないことがある。そんな意味を含めてブランドを分解してみた。Webサイトに「ブランド用語集」としてまとめてある。顧客企業様のWebブランド戦略の一助になれば幸いと思っている。

ブランド用語集

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2004年11月14日

「MSNサーチ」のベータ版

SEO対策を真剣に考えている企業様に朗報。マイクロソフトは、Webの検索エンジン「MSN サーチ」のベータ版を公開した。Webのコンテンツに対して、ジャンルや地理情報を付加しているのが特徴だという。その他50億以上のWebページを検索対象にデータベースを構築しているというから気合が伝わってくる。

早速味見をさせていただいた。凄くよく出来ている。これはいける! 僕が感じた部分は下記の通り。
1.フレッシュクロールがよく行われており、二日前の情報がインデックスされている。
2.検索アルゴリズムがGoogleに近づいているようだ。
3.Web標準化されたサイトは有利。
4.SEO対策されたサイトは、比較的早く効果が出やすい。

ベータ版ということもあり、まだ改善中ということもあるだろうが・・・
1.ディープクロールがまだ完全にされておらず、サイト全体のページを完全にはインデックスしきれていないようだ。
2.AND検索時の表示順位がGoogleと比較するとばらつく傾向にある。

といった具合。僕自身、今までの「MSN サーチ」はあまり評価が高くなかったが、このベータ版は素晴らしい出来栄えだと感じている。今後の動きに期待したい。
「MSN サーチ」のベータ版

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2004年11月12日

Google、Webページのインデックスを倍増に

2―3日前から、Googleの検索結果の数値が2倍近く多くなっていることに気付いた。もしやと思って、Googleトップページのフッタにあるインデックス数を見ると80億ページに増えている。この数字は以前の2倍だ。Googleは圧倒的な検索対象数であることを物語るものであろう。今のところ検索結果の順位に大きな変化はないようだ。

ところでミツエーが考えるSEO対策の目的は検索エンジン上位表示ではない。上位表示は手段に過ぎない。潜在顧客との「機会の増大」の方法論としてSEO対策をサイト全ページに施すべきだという具体的に実装を受け持つ構築企業ならではの考え方をする。今回インデックスページが2倍になったことの意味は、SEO対策はサイト構築時の必要条件として捉え、その上でより内容の濃いものをより多くつくることが、潜在顧客との「機会の増大」に貢献するということを意味する。

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2004年11月11日

ログは語る

「事実」は、我々を叱り、示唆し、アドバイスし、ヒントをくれるやさしい存在だ。例えばWebサーバに残るアクセスログは、一見数字の羅列に過ぎないが、声なき「事実」のかたまりである。辛抱強くコミュニケーションを取ろうとすると静かに語り始める。ログが語り始めるまでには最低数ヶ月辛抱づよく耐えなければならない。しかし一旦語りはじめると次第に大きな声になり、1年後にはまるでフィルハーモニーを聞いているような感覚になる。そしてそれはまさしく市場の声だということに気付く。

自社サイトでも気付くことがある。最下層にある目立たない存在の「先輩達のHot Voice」は二年近く毎日更新している。トップページからリンクを張っているわけでもない。ところが次第にアクセスが伸び、今では2000ページを越えるサイトの中で常にベスト10入りしている。市場は「生の声」に反応するということを学ぶことができた。最近アップしたバランススコアカードのキーサクセスファクターでは、PDFファイルが異様にダウンロードされている。当初この論文はかなり専門性が高いので一部の方の閲覧になるだろうと思っていた。市場は専門性の高いもの、内容の濃いものには強く反応するということを学んだ。一方市場が興味をもたないものにはトップページをはじめ全ページからリンクを張ろうが反応しないということも事実である。
アクセスログ解析なき企業Webサイト運用は、真っ暗な夜道をライト無しで自転車走行しているようなものだともいえる。

ログは今日も一灯を照らし静かに語りつづけている。企業Webサイトはどうあるべきかを!
アクセスログ解析サービス

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2004年11月10日

企業サイトの社内評価は高まる傾向

internet.comで、「企業サイトの社内評価は高まる傾向」という記事を見つけた。それによると、ホームページ運営として一番の課題は、「担当者が不足している(66.7%)」で、これに続く「サイトの効果が見えにくい(65.8%)」と「運営予算が足りない(54.4%)」までが半数を越える“3大課題”となったという。

なるほど。どの企業様もご苦労なさっている様子が伺えるとともに、その努力が報われつつある傾向にあるようだ。アクセス数、社内の評価も高まりつつあるという報告は我々にとって嬉しい限りだ。

上記企業様の課題を我々風に申し上げれば、「担当者が不足している(66.7%)」というのは、不足しているというよりも、企業経営層がWeb戦略の重要性をまだ認識しておらず、人材を配置していないためだと認識する。「サイトの効果が見えにくい(65.8%)」に関しては誤ったとらえ方だと思う。Webは、全てのログが記録され、誰がどこから、何を求めて、何の興味をもっているかを概ね捉えることが出来る優れたなマーケティングツールでもある。ログ解析ツールやデータマニングを施せば、効果など一目で捉えることが出来るし、改善点なども自ずと捉えることが可能だ。そのような方法論があることを理解していないだけではないだろうか? 「運営予算が足りない(54.4%)」に関しては、現状把握ができなければ、経営層が判断材用に使用するデータの提供が出来ない。当然予算の確保など難しい。

このように分析すると、最大の課題は、自社のホームページの現状把握ができていないという原因から起こっている現象のように思える。弊社のみならず多くのWeb構築企業はこれらを解決する方法論を既にもっていることを理解していただきたいものだ。

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2004年11月09日

はまっている

新商品を市場に投入し、市場浸透させ、市場に定着させるプロセスと、Webサイトを新規で立ち上げて、一定のユーザを確保し、経営インパクトを獲得するプロセスはある理論を使うと非常に似通っていることを発見した。
この方法論を使うと、今Webサイトが業界全体でどこに位置しており、どのような属性のユーザがWebサイトに訪れているか測定することが可能になる。また、ターゲットとするユーザ層に向かってどのような種類のコンテンツを提供すべきかを絞り込むことが可能になる。さらに現状の不足するコンテンツも概ね見えてくる。

企業サイトを設計する場合、どのようなコンテンツを提供することが最も効果的なのかを推測することは非常に難しい。この部分を解決するソリューションだと思っている。

ところがはまっている。設計は出来上がっており、企画部門に渡せば2週間ほどで新サービスとしてリリースできるはずなのだが・・・・一ヶ月以上待たせている。
どの辺で引っかかりがあるかというと、このプロセスを使う場合、最終的にコンテンツを選定する部分は属人的になり技術が必要になる。つまり誰もが使いこなせるわけではないという問題に直面している。ここを解決したい。もう少し時間が欲しい。ごめんなさい。企画部門殿。

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2004年11月08日

かぶとむし

こんな妙なこともあるものだ。我が家の「かぶとむし」は11月になったというのに、のん気に生きている。冬越しする話は聞いたことがない。インターネットや図鑑で調べてみたが本件に関しては語ったものがない。

今年7月に我が家にやって来た。家族がかなりいいかげんに面倒をみていたので、9月頃から僕が飼育係に立候補することに。毎日ゼリー状のえさをあげているにも関わらず気に入らないらしい。いまだにスキがあれば逃げたいらしく夜になると昆虫入れの容器を手足でガリガリやっている。いっこうに体力の衰える気配もない。

この際、「君」が納得するまで付き合います。

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2004年11月07日

エコアクション21

いつの間にかこんなサイトが立ち上がっている(エコアクション21)。一言でいえば、環境マネジメントシステム(ISO14001)の簡易版というところか。日経によると、環境省所管の地球環境戦略研究機関は、中小企業を対象にした環境管理の認証制度を創設すると。特長は国際的な環境管理規格の認証取得には数百万円かかるが、この制度を活用すると20万円前後で済む。環境への取り組みを前向きに進めようという中小企業には歓迎されることだろう。

エコアクション21(環境活動評価プログラム)2004年版を一読した限りでは、ISO14001と似ており、より具体的にHOWの部分まで明確にしているという印象をもった。

このようなマネジメントシステムは、単に環境配慮型企業を目指す企業だけに有効というわけではなく、マネジメントのフレームワーク自体が、経営全般的な管理システムとして活用できることを理解すると、より積極的に「ではやろうか!」と決断しやすくなるのでないだろうか?

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2004年11月07日

オーケストレーション

土曜日、7歳&6歳の娘のピアノ演奏会に行った。観客席から見ていると平然とした表情に見えたが、舞台に出る瞬間まで肩がぶるぶる震えていたようだ。何れにしても最後まで弾けてホットしたのは親のほうだったようだ。

昔、チューバとコントラバスをやっていた経験があるからというわけでもないが、僕は組織をハーモニックにつくりたい志向があって、オーケストラに例えれば楽器を楽曲に配置する技術を意味する「オーケストレーション」に気を使う傾向が強い。

我々の業界はあらゆる専門家(楽器)をインターネットの進化(楽曲)にあわせて連結や組み合わせ方法を常に変えなければならないという事情も、「オーケストレーション」に気を使う要因になっているのかもしれない。

ちなみに僕は、相変らずチューバやコントラバスが受け持ち。主旋律担当は君達(ミツエースタッフ)だということだ。


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2004年11月05日

海外に学ぶ

良いものは何でも学ぶ習慣をつけたい。深く掘り下げて研究されているものは何でも勉強になると思う。日本でも勉強になるものは多いが、海外も勉強になることが多い。特に論理構造を学ぶには海外の方がいいと思っている。最近洋書でいいものがあると、「連絡して面会の機会をいただけ!」「彼のセミナーに行って来い!」と、積極的に海外に出ることをスタッフにすすめている。一時のブームに左右されない本物の技術をスタッフに持ってもらいたいためだ。

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2004年11月03日

三現主義

トヨタから学ぶことは多い。すでにコンサルティングをお願いしてから7ヵ月目に突入している。考え方は概ね理解し、今後考え方の社内浸透を進めながら、プロジェクトチームが具体的なプロジェクトを実行するための設計に入る。来年4月からは全社的な活動に入る計画。

何事もそうであるが、言葉を理解しても意味を理解しないことには、うまく進まないものだ。特に経営は、組織的な活動になるので言葉(キーワード)に潜む「考え方」をしっかり理解しないことには社内浸透には至らない。

先日、ある案件における品質管理に関して問題になった。幹部が集まった会議室では、ああでもないこうでもないと意見が続出した。その時、トヨタプロジェクトの責任者が一言。「ここで、ああでもない、こうでもない・・と言ってもしょうがない。三現主義を学んでいるのだから、みんなで現場に行って事実を確認しよう!」

「なるほど!」ということで、現場に行って事実確認をした。問題の特定は5Mの手法を使うことになっているのでそれに従って行う。すると、制作現場において方法(Method)・測定(Measurement)の2点に問題があることがわかった。具体的には、比較的在籍期間の短いスタッフによって作業が行われ、検品プロセスに誤解が生じていた点=方法(Method)、さらに、案件がWeb標準という新しいサービスであり、本来検品自体のスコープ(範囲・項目)を変更する必要があったにも関わらず、従来の方法で検品していた点=測定(Measurement)。
上記を特定し、改善策、今後の予防処置に関してスタッフ全員が「ガテン」するまで5分とはかからなかった。恐ろしきパワーを発揮した「三現主義(現場・現実・現物)」。

失敗しても個人の責任にしないということがミツエーのポリシー。事故が発生することはあっても同じ事故を2度起こさないということが、顧客企業様に対する約束。こうして学んだことを着実に現場の業務に生かし、改善していこうとする弊社スタッフ。その姿勢を誇りに思う。

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2004年11月02日

阿吽(アウン)の呼吸

「阿吽(アウン)の呼吸」などといっているから、日本人はいつまで経ってもマネジメントが苦手なのだ。という方もいるかもしれない。日本人の悪い気質とも。・・・・そうだろうか?僕は阿吽の呼吸という言葉が大好きだ。

プロセスマネジメントという考え方を導入しているという意味では、ミツエーは世界的だ。ではそのゴールは何か?と問われれば一言になる。「シンプルマネジメント、あるいはマネジメントをする必要がなくなる段階」。マネジメントというと、人が人を管理したり、ルールでガチガチになる状態と勘違いされやすい。しかし、本来あるべき姿は違う。

マネジメントとはマネジメントをしなくて済む段階にもっていくための「訓練過程(プロセス)」に過ぎない。ゴールは、正に「阿吽(アウン)の呼吸」。「阿吽(アウン)の呼吸」こそ、最適化されたマネジメント状態と思っても間違いではない。

マネジメント手法の多くは我々の文化とは異質な輸入品だと思っているひとが多い。しかし違う。多くのマネジメント手法は、日本文化を真似た欧米各国がわかりやすく組み立てなおしたものを逆輸入している場合が多い。本来我々日本人が持っている気質であることを理解しなければならない。

ミツエーに存在する世界的な全てのマネジメントシステムは、日本文化に立脚したものであり、「阿吽(アウン)の呼吸」への道のりだということを理解しなければならない。

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2004年11月01日

グローバル・リポーティング・イニシアティブ(GRI)

グローバル・リポーティング・イニシアティブ(GRI)の活動に関する生の情報をアムステルダムの事務局より届けてくれるニュースレターがある。最新版によると2006年の完成へ向け、GRIガイドラインの第3版への改訂作業が間もなく始まるらしい。このプロセスに日本企業や利害関係者の参加を確保するため、賛助会員「GRIステークホルダー団体」(OS)への加盟キャンペーンを実施中とのこと。OSロゴの報告書などへの使用、海外の大学・ビジネススクールからの報告書フィードバック、ガイドライン改訂の最新情報提供など加盟特典もあるという。

弊社のMS部門はこのGRIに関してかなり研究している。社内活動のためということもあるが、今後大手を中心にWebサイトを使用したCSR活動が活発化するからだ。

こんなこともあって、「GRIステークホルダー団体」(OS)に加盟することを決めた。長期戦略が好きですね。といわれそうだが、2―3年後などあっという間に訪れる。一歩一歩前進したい。
GRI:http://www.globalreporting.org/

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