2004年11月10日
企業サイトの社内評価は高まる傾向
internet.comで、「企業サイトの社内評価は高まる傾向」という記事を見つけた。それによると、ホームページ運営として一番の課題は、「担当者が不足している(66.7%)」で、これに続く「サイトの効果が見えにくい(65.8%)」と「運営予算が足りない(54.4%)」までが半数を越える“3大課題”となったという。
なるほど。どの企業様もご苦労なさっている様子が伺えるとともに、その努力が報われつつある傾向にあるようだ。アクセス数、社内の評価も高まりつつあるという報告は我々にとって嬉しい限りだ。
上記企業様の課題を我々風に申し上げれば、「担当者が不足している(66.7%)」というのは、不足しているというよりも、企業経営層がWeb戦略の重要性をまだ認識しておらず、人材を配置していないためだと認識する。「サイトの効果が見えにくい(65.8%)」に関しては誤ったとらえ方だと思う。Webは、全てのログが記録され、誰がどこから、何を求めて、何の興味をもっているかを概ね捉えることが出来る優れたなマーケティングツールでもある。ログ解析ツールやデータマニングを施せば、効果など一目で捉えることが出来るし、改善点なども自ずと捉えることが可能だ。そのような方法論があることを理解していないだけではないだろうか? 「運営予算が足りない(54.4%)」に関しては、現状把握ができなければ、経営層が判断材用に使用するデータの提供が出来ない。当然予算の確保など難しい。
このように分析すると、最大の課題は、自社のホームページの現状把握ができていないという原因から起こっている現象のように思える。弊社のみならず多くのWeb構築企業はこれらを解決する方法論を既にもっていることを理解していただきたいものだ。