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2004年11月17日

ミツエーリンクスのCSR

昨日、経済産業省の外郭団体、日本規格協会発行の「標準化と品質管理」という月刊誌が手元に届いた。今回の特別企画は「中小企業に役立つCSR組織体制構築の実際」。KPMGの森哲郎氏と取り組み事例として弊社野口由美子が執筆したものが掲載されていた。

3年前、この二人こそ、CSR(企業の社会的責任)の前身ともいえる高教授が考案したECS2000(倫理法令マネジメントシステム)を日本ではじめてトライし、1年がかりで構築し、組織運営に落とし込んだ日本におけるCSR活動の立役者かもしれない。

当時、僕は説明の出来ない衝動によって、どうしてもECS2000を社内に導入したいと強く思っていた。当時はCSRという言葉が存在しておらず、ましてやECS2000など誰も知らない時代だった。常務の山下が探してきたECS2000の要求事項を読むと明らかにISOのフレームワークと同じであると直感し、ISO14001、BS7799構築に携わった野口を指名し、コンサルティングには当時唯一この分野を研究されていたKPMGの森哲郎氏に無理やりお願いした経緯がある。

構築は困難を極め、僕自身何度も挫折しそうになった。僕が感じたのは、社会にとっては重要であっても片や企業経営にとって「倫理法令」という枠組みだけでは経営効果を出すことが難しいと思ったからだ。そんな折、森哲郎氏がCOPOLCO(ISOの消費者政策委員会)の動きをまとめた最新情報を見せてくれた。10ページほどあるコピーの一部に「Corporate Social Responsibility」という言葉があることを発見した。「これだ!」と思った。

その後、ECS2000のフレームワークを使って「倫理法令」という枠組みではなく「Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)」という枠組みで構築していただきたいとお願いした経緯がある。

現在、運用をはじめて2年が経過する。まだまだ改善点は多くある。焦らず止まらず継続的に改善活動を行い、社の文化として行動規範として共通言語として浸透するまで地道に実行することがCSRのあるべき姿だと思っている。KPMGの森哲郎氏がいなければ弊社のCSR活動は始まらなかったと思う。深く感謝したい。また前人未踏の難題を解釈して構築しきった山下、野口、そして理解し協力してくれたミツエー全スタッフを誇りに思う。

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